生々流転:ソルトルアーの古典クロソイ
ども
やたらと釣り歴のながい
おさーん46です。
さて
日本のソルトルアーって歴史的にどのくらいあるのか?
井上博司氏を知ってる人は
そんなにいないとは思う。
おそらく
40年くらい釣りをしてる人なら
知ってる人もいるかもしれない。
最初にソルトルアーの記事を書いた人とも聞いているが
1980年代のつり人誌のルアー記事は、
井上氏が執筆していて
それを呼んだ記憶が多い
ソルトの記事はほぼシーバスだったと記憶
国内でソルトルアーの記事を紹介したのは
井上氏ということらしい
おさーんが
一番古いソルトルアーの記事を読んだのは
フィッシングというかつて廣済堂で出版されていた釣り雑誌の別冊だった
それが1978年の発行
これは叔父が買っていたものを
たまたまもらったのがきっかけ
そこには
平砂浦のジグによるヒラメや
小高一郎さんと則さんが写っていた
ボートシーバスの記事など
おそらく
まだシーバスも萌芽し始めたころじゃないだろうか
当時からテツ西山氏は
フライでのシーバスなどを記事で執筆していた
それよりも時代は新しくなり
1985年前後だったと思う
おさーん中学生のころ
Anglingというルアー専門誌が
出始めたころだった
書店で見かけ立ち読みした記事に
北里大学の宮古キャンパスにあった
学生の釣りクラブによる
ソルトルアーの記事が目に入った
対象は
クロソイやアイナメなどのロックフィッシュだった
使っているルアーは
スプーンやワームだったと記憶
おそらくだけど
記事として最初に掲載された
ソルトルアーによる根魚の記事だった思う
これも記憶が確かなら
奥山文弥氏の記事だったと思う
当時のAnglingは
日本のルアー、フライを網羅した最初の雑誌だったと思う
専門誌ではなく
ルアーフライ総合誌だった
当時のソルトルアーは
まだまだ一般に知られていないころで
シーバスがメインな記事であり
現在の主流のひとつである
根魚の記事は
ほぼ見たことなかった
※ただし記事になっていないところで
さまざまな人たちがすでにソルトルアーの基礎を作っていた時代
加来匠氏などの関西以西の人たちが
その基礎をつくっていたらしい
さて
表題の件
1985年ごろの時点で
クロソイが記事となって登場しているのだが
すでに青森市内でも
ワームを使ったクロソイゲームが一部で始まっていた
当時存在したルアーを置いてる比較的大きな店舗にて
その写真が飾られていた
ライトアクションのスピニングに
当時はジグヘッドが無かったので
中通し錘を使ったテキサスリグ
その後に
そのスタイルをやっていた人たちは
北里大学の出身だと聴いたことがある
ある店では
奥山さんを知ってるよという人ともあったことがある
この事実からもわかるかと思うけど
クロソイは比較的釣り易いターゲットとして
ソルトルアー開拓分野の最初のころのターゲットだったと
想像できる
その後
30年程度
クロソイのワームフィッシングの現場を都度目撃し
自分も20年以上前から
遊び的に関わるようになった
クロソイのワームフィッシングが
定番化したのも
エコギアがソルトを意識したソフトルアーを製造し始めたのが大きいはず
エコギア発売時の売り文句などを見ると
最近のほぼエサに近いようなにおいつきアジつきソフトルアーと
同じような売り文句だった
実際
ターゲットとしてカレイも北海道では範疇にはいっていた
ソウハチなんかはかなり釣られていた
さて
クロソイから派生したスタイルはなんなのか?
これはあまり出てこない
強いて言えば
メバルなんかが
ダウンサイズされていくことで
派生していったのかもしれない
アイナメも
本来はクロソイと同じスタイルで始まり
現在のようなスタイルが生まれてきたようだ
時代的なもので見ていけば
クロソイは完全なる古典ともいえるスタイルが
今もそのまま継続している
当時から
ハードベイトもソフトもつかっているので
基本的なことはほぼ一緒
ルアーの大小や
メソッドが違うなんかは
新しいとはいえない
それではなぜ
クロソイがあまり全国的に広がらなかったのかといえば
魚影が濃い地域が
実は北海道を含めても
日本全土の一部に過ぎないからだ
北海道も実のところ
沿岸の生息域は
日本海流の影響部である日本海側に多いが
太平洋岸は東へ行くほど少なくなる
東北の場合
青森県岩手県
宮城県も南下すると少なくなっていく
秋田県までは結構釣れるが
山形県まで行くと少なくなると聞く
確かに沖合いにでれば
かなりの数がいると思われる海域は存在し
紀淡海峡でもクロソイが釣り船として成立していたと聞く
沿岸でのゲーム成立地帯がこの程度なのだ
これをメバルと比較すれば歴然だろう
メーカーにしてみれば
メバルブームのおかげで
ロックフィッシュ分野の製品を充実することが可能になった
といえる
しかしながら
1980年代の中ごろに
記事として出てきたクロソイは
おさーんにとっても
衝撃的な記事であったのは事実
放流事業も軌道に乗りかけたころ
かなりの恩恵も受けた
なぜなら
クロソイの稚魚放流は
漁港で行われたことが多かったからだ
現在では
歩留まりの関係なのか
あまり聞かなくなった稚魚放流
確実に減っている場所も存在する魚
逆に
メバルブームのおかげで
魚影が一気に増えた地域も
青森県内には存在する
意外だが
クロソイは意外とフィッシングプレッシャーに弱い
アイナメよりも弱くは無いのだが
小さなエリアではてきめんと釣れなくなる
リリースするなら
釣った場所でするのが適切なリリース方法だといえる
トーナメントを行って
リリースしていますよという地域なのに
魚影が思わしくない場合は
リリースの仕方が良くないのと
リリースする場所を間違っている可能性もある
一番なのは食べる分は一匹として
キープしない魚は
一切移動せずに
そこでリリースが一番のように感じる
リリースも時には
魚にダメージを与えてるだけの行為になる
いろいろと難しいもの。。。
- 2018.05.14 Monday
- 閑話休題
- 22:02
- comments(0)
- -
- by たいっつあん