20150217青森本来のラーメン

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    華丸ラーメン
    青森らーめんのスタンダード、工藤の流れ直流の味とスタイルです。
    文句なくうまく、安心の安定感。特大のラーメンでこんだけチャーシューってのも。

    みなさん、青森のらーめんのイメージってどんなかんじでしょう?

    37まで青森にほとんど暮らしてたおいらにとっては、この華丸のような煮干+がらスープのしょうゆで、しょっぱめです。
    この系統は、工藤のラーメンからの派生で、ほかに、合浦のつじい、なんかが代表的。
    そのルーツからまたスピンアウト的に生まれたのは

    まるかいラーメン

    すっけえ(すっぱいような)後味が魔味と呼ばれ、両極端に分かれる支持率
    まるかいは今のアスパム前店舗ができたころから食べに行ってますが、

    実は、何度か味は変わっていて、今が一番うまいのかもです

    (実は久々に食べてびっくりしています)。


    最近のブームのごくにぼと呼ばれている、煮干だしでスープがにごっているタイプは、かなり最新です。
    青森のラーメンは本来画像のような、しょうゆの濃いすっきりした色のスープです。
    味のヒントは、まるかいでしょう。
    でも、まるかいのスープはにごっていません。

    それと煮干は、青森ラーメンでは代用品です。
    てのも、青森湾岸には、煮干文化はゼロです。
    本来は、焼き干しを使うのが正当なのです。
    しかし、焼き干しは超高級品になってしまい、煮干が代用されるようになりました。
    現在も焼き干しを使ってる店は数件もありません。

    焼き干しふんだんに使ったら店がつぶれますw
    でも、焼き干しは、煮干のようにたくさんスープへ入れるものではないのです。
    煮干で一掴みなら、焼き干しは3,4本あれば十分です。
    それだけで、青森らーめん本来の味に近づくのです。

    もちろん、味噌カレーバター牛乳らーめんも青森生まれのラーメンです。
    ごくにぼも^^

    けれど、本来の伝統は、工藤のらーめんにつながる系統のしょうゆラーメンです。
    このラーメンの系統は、職人と毎日の昼として食する市民との対話で生まれた傑作だと思います。
    たしかにしょっぱいですよ。
    でも、うまい店は、後味にいやみがありません。
    スープ丸呑みはお勧めではありませんけどね^^

    そんな青森ラーメンは、戦後の闇市で生まれた生きるためのらーめんだったということです。
    その当時、その闇市の中で屋台を引いていたのは、私の祖母をはじめとした、今も残る老舗のらーめん店のルーツへつながる人々だったそうです。

    そんな背景を感じながら、市民が毎日食事に行く普通のラーメン屋へもいらっしゃい(^-^)/

     


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