おいら的テンカラの考え〜毛鉤ってどなのよ?水面〜水面直下の巻
おばんです。
源流遡行準備中のため、2週も釣りに行かない中の人です。
さてそんなときのネタとして、おいら的テンカラの考えのお話。
つい最近、youtubeで、テンカラの名士といわれるかたがたのトーク会の模様を見ました。
テンカラってつい最近まで、
なんでも毛鉤はええんやでーというのが、雑誌に解説されていたと感じますが。。
吉田毛鉤の吉田さんや、老眼テンカラの倉上さんの注目で、毛鉤セレクトがそれなりに多様化したと感じています(はい、これでも元業界の隅に居た人なので、仕事上、テンカラという分野をずっとみてきましたので)。
このトーク会は、それまでの名士のみなさんの毛鉤に対する考えがかなり整理されたトーク会で、吉田さんや倉上さんが従来のテンカラの中では、かなり変わった位置と見られていたと思われるのですが、釣り場という観点でいけばかなり合理的な思考で、あのようなバリエーションとなったということがわかります。
石垣先生や瀬畑翁の釣り場は、天然河川、吉田さん、倉上さんは、放流河川でリリース多し。
この差は歴然ですね。
一般的にはスレてるという表現の河川(ぼくは、スレという表現は好みません)は、学習してるわけで、餌と毛鉤を見極める力があるわけです。
実際に真逆な例だと、天然河川のイワナを増水時に釣って、腹を割くと、ゴミがたくさん入っています。
流れてくるものは餌という認識が強いからだと思います。
これが学習された魚の多いとこになると、ゴミは食べるのに、毛鉤は見向きもしないとなります。
これはそのときの餌の流れ方に反応してる度合いなんだと感じます。
科学的にデータ化するのは難しいのですねえ(はい、一応、社会人スタートはとある研究職の私です爆何を道まちがったんだろう)。
枕が長いので本題に_( ̄▽ ̄)ノ彡☆ばんばん!
冒頭の毛鉤画像。今年の、水面から水面直下までのメインです。
わかる人はわかると思うのですが、日本古来のテンカラ針のマテリアルのみで仕上げています。
羽根は、メスキジの胸毛、胴はぜんまい綿です。
不思議で非常にアタリが多いのです。今年、とあるとこで、ぜんまいを見つけ、綿毛を確保です。
ためしに巻き(この綿毛非常に難しいですの巻くの)、持参すると、
ぱふんぱふん食ってきます。
おいら思ったね、フライライト600円はらわんでもええがな( ̄皿 ̄)
まあ、実際沈める毛鉤も、この同系に近い色の、ハーズイヤープラス。。。
そして、昔の人は、きちんと釣れる素材をしっていたんだということを痛感します。
この毛鉤、水に浸すと、かげろうが水から飛び出すような形になります。
この画像の毛鉤。
そうです、自己融着テープは使ってませんが、瀬畑式の逆さ毛鉤です。
水面から水面直下では、これが去年までの主力でした。
ちなみに、この胴の色しか使いません。
蛍光グリーンは、テレストリアル全般、蛍光オレンジは、おそらくこれテレストリアルなんでしょうけど、魚の意識下の闘争スイッチが入る感じがします。
クロっぽいのカディスピューパグリーン、トビケラの色。これが唯一毛鉤っぽい色。。。
でも実際にこの色は、何が意識されて食ってるのか
わがんね。
ちなみに、ほかにもたくさん色変えたの作ったけど、定番のクロやクリームは撃沈。。。
瀬畑さんの記事の画像見ると、このオレンジと黄緑、あとは自己融着テープのソリッドなブラックばかりだったり。。。瀬畑マジックなんだろうか(^^;
まあでも、これで出てくる時期とパターンはだいぶわかってはきたので、定番の一角。
ないと困る。
前出のぜんまい胴が、この毛鉤の前の時期を埋めてくれたのでとてもシーズンのつながりが生まれてきたのですよ。
で。。。
たぶん、永遠のサブとしての位置にある。
パラシュートたち。
フライやってる人はわかりますよね。どてーーーーーーーばんの夏のフライ。
おいら、最初はわからんのでこういうのもいっぱい巻いてました。
けど、釣ったのはそんなにない。
ありんこパラ(真ん中のなんかそれ)くらいかな。
これでぽつぽつでてるとこに、瀬畑逆さ打つと、普通にぽこぽこ出ることのほうが多い。
これは完全にフライの特性なんだなと。こいつら基本、動かしちゃだめでしょ?
ドラックかかったりとか。テンカラじゃドラック上等なわけで。
今年からハリスを2mくらい出すときもあるんで、その場合ならいけるのかも。。。
ともう少し使ってみたいなって。
でもねこの子たち、まき方をもちっと工夫したいと感じるのが、スパイダーパターンとかなの。
レッグラバーとか使ったタランチュラも面白いなあって思うし、マシュマロパターンとかも、テンカラで使えそうだし。
けどけど、振りやすさとか見ると明らかに、従来の逆さや順毛は一枚上。
振るためのシステムがシンプルだから、なるべく抵抗になるものは減らしたいからね。
そういう面でも、テンカラの針としてのフライパターンは工夫が必要だし、いろいろやってみる価値がある。マシュマロなんか出来そうだからね、なんかさ。
テンカラやってる方はみなさんたくさんのパターンあるはずですやん。
でも、パターンはあっても色はひとつとかね。
もっとバリエーション殖やしていけば、普通の釣り場でもそこそこ遊べるんで、トライアウトしていきません?
魚いないとか、この毛鉤にでにくいとかで、辞めちゃうのはね、もったいない。
僕自身、餌やりながら、ルアー時代の考えをもってきたり、餌の中でみつけたヒントをテンカラに入れてやってみてます。ぜんまい胴も、実は、見た瞬間、餌釣りで見つけたヒントにはまった胴の素材です。
そういう感じで、いろんなことを複合して考えていったのが今年から本格的に始めたパターンです。
そちらは気が向いたらねー。
外は、雷雨になりました。梅雨ですね。
すでに、30日からの追良瀬中流部遡行の準備が進み、楽しみですね。
1日下山し、その日の宿まで、小さな河川をテンカラで回り、
2日は、白神トレッキングして戻ります(実家だけどねー)
- 2016.06.19 Sunday
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